聖句:ローマの信徒への手紙8章18節
参考聖句:ルカによる福音書16章19-31節/
ペテロの手紙一4章13節
皆さんは、神様を信じて生きたら、神様が守ってくれて、助けてくれて、何も辛いことがなくなるのではないか、と思っていませんか?
だから神様を信じていたのに、自分に大変なことが起こると、何故神様は助けてくれなかったんだろう。。
何故神様がいるのに、こんな悲しいことが起こるんだろうと神様を不信してしまいます。
しかし神様は仰います。
へブル人への手紙12章11節
「全ての訓練は当座は喜ばしいものとは思われず、むしろ悲しいものと思われる。
しかし後になれば、それによって鍛えられる者に、平安な義の実を結ばせるのである。」
神様は大変なことや辛いこと、困難を通して私たちを訓練し、私たちの精神を神様に似せて完全に作って下さろうとします。
逆境を経験し、乗り越えることで、人は強くなり、自信を得ることもできるし、成長することもできます。
人は、自分が経験したことしか理解できません。
だから、辛いことや大変なこと、悲しいことも経験してこそ、同じように苦労をしている人の気持ちを理解することができます。
イエスキリストの人生を見てもそうです。
神様はキリストが全ての人を救うために、全ての人生の痛み、苦痛、悩みを体験させて
イエス様を育てました。(コリント第一の手紙1:27-29)
だからイエス様は全ての人の痛みを分かってあげることができたし、人々の人生の問題を解いてあげ、救うことができたのです。
神様は仰います。
深い悲しみを知っている人が真の喜びを知ることができ、寂しさや孤独を知っている人が真の愛を知ることができ、絶望を知っている人が真の希望を見つけることができると。
私たちの人生における困難は、それを乗り越えた先にあるもっと大きな希望や、心の平安、愛を得るためのプロセスだというのです。
そして神様は困難を乗り越える過程で共にして下さり、助けて下さりながら、私たちの精神を強くして下さり、未来に起こる次の試練に打ち勝てるようにしてくださいます。
また、聖書を見ても、困難を乗り越え、辛い中でも神様を信じて愛した人達はその後大きな祝福を受けて、むしろもっと大きく神様に用いられてきました。
相手に一発も殴られずにボクシングで勝つ人がいないように、人生を成功する過程の中で、困難なく、大変なことを経験せずにただで成功する人はいないですよね。
だから大変なことがあるとしても、苦労するとしても、それは自分の未来の希望のためのプロセスだと思って、神様が自分に与える訓練だと思って、神様を信じ、愛し仕え、喜んで生きなければなりません。
永遠なる神様について学び、分かって、神様を信じ愛して聖霊の中で生きる人は、結局行なったとおりに肉体も栄えるようになるし、死んだ後もその霊魂が天国に入って、三位の神様と共に永遠に喜んで生きるようになります。
だから私たちは大変な時、誰かが辛い時、互いに祈ってあげ、助け合い、慰め合って生きることが大切なのです。
だから、地上で苦しいこと、大変なことがあったとしても、必ずその後に神様が全てをプラスの方向にひっくり返して下さることを信じ、どんなに辛く大変なことがあっても三位を信じ仕え、神様の御言葉を行なって生きて行きましょう。