「忠誠と知恵で用意しなさい」

人間は何故失敗するのか。それは「自分にこれから起こることを正確に予測できないからだ」と神様は仰います。

私たちが自分に将来起こることを正確に予測できるなら、皆成功できる。ということです。

今週のメッセージは、これから自分に迫って来る出来事について、良いことは前もって良いことが来る、と予測して備え、

準備してこそ成功する。逆に悪いことや大変なことは、前もって何か起こるかもしれないと、備えて準備してこそ、実際に災いが降りかかった時、戸惑わず、パニックにならずに対処できる、というメッセージです。

日本にも「備えあれば憂いなし」という諺がありますが、まさにそれですね。

例えば、今梅雨の時期ですが、今日は雨が降るかもしれないと予測して備えて洗濯物を外に干さず、室内に干して外出してこそ、雨が降った時にも慌てずに安心して過ごすことができます。洗濯物を外に干したまま、大雨が降って来たとき、本当にショックですよね。備えあれば憂いなしです。また聖書では何故、「準備して備える」このことが強調されるかというと、

キリスト教では救い主、キリストがもう一度来て、私たちの人生の問題を解決してくれ、救ってくれることを待っています。

しかしキリストが再び来る日、その日その時は誰にも分からない。ただ神様だけが知っている。と書いてあるので、

「キリストが予測不可能な、思いがけないときに来ても、いつでも迎えられるように、準備し、備えていなさい。

そうしてこそ機会を逃さず掴むことができる。」ということなのです。

私たちの日常でも、機会、チャンスというのは、「もしもし、今からチャンスが来るよー、待っててね!」と、

分かりやすく予告してやって来るのではなく、それがチャンスとも分からないうちに来て、

気づかなければそのまま通り過ぎてしまいますよね。

そのように、自分にいつ、どんなチャンスが訪れるか分からないから、いつでも知恵を持って備え、準備し、災いは避け、

祝福はつかむようにしよう。というのが今週のメッセージです。

今週も皆さんに、何かずっと待っていたチャンスが来るかもしれないし、

逆に何か、思いもかけない大変なことがあるかもしれません。

このメッセージを「転ばぬ先の杖」として、どういうことが起こりうるのか、前もって予測して、 どんなことがあっても慌てず、対処していく私たちになりましょう!

田中愛牧師