夏休みが終わって少しずつ秋への変化を感じ始める9月。
芸術の秋!
今日は『みんなのおうちが美術館になるよ!』と放課後学校アクティビティ『対話型アート鑑賞』を開催しました。
対話型鑑賞(VTS=Visual Thinking Strategies)とは?
- アメリカのニューヨーク近代美術館(MoMA)が認知心理学者らと開発した美術鑑賞法
- 作品の情報や美術の知識だけで作品を鑑賞するのではなく、作品をみて感じたこと、考えたこと等をもとにして、グループで対話をしながら鑑賞を行う
- こうした体験を人と共有することを通して、美術鑑賞だけでなく、思考力・言語能力・コミュニケーション能力などの総合的な「生きる力」の育成につながる
- 教育現場や他教科への応用、企業研修への導入が広がっている
まず導入は『世界の美術館へ!』世界中の有名な美術の写真を見ながらアートの旅の始まりです。
そしてアイスブレイク。
7枚の絵を見ながら、一番気になった絵はどれか?どんな所が気になったのか?発言していきます。
最初は発言することを躊躇している子もいました。
でもみんなの発言を聞くうちに、だんだん話したい気持ちが湧いてきたようです。
そして次がメインとなる『対話型アート鑑賞』の時間。
一枚の絵をじっくり見ながら、気付きや発見などを共有していきます。
感じたことや発見したことをいきいきと発表する子ども達。
絵の中の動物などの気持ちも考えて想像力が膨らみストーリーができあがっていったり、プチ演劇になったり。
捉え方は十人十色。
みんなそれぞれに違う気付きや発見や感じ方がありました。
正解や答えのない中で自由に発言できるので、それが子ども達の心に楽しいという火を燃やすことができたように感じます。
向かい合うことの楽しさ
考えることの楽しさ
異なる意見を聞くことの楽しさ
伝え合うことの楽しさ
自分の感性や心を大切に、自信を持って表現した子ども達。
周りの人達の考えも受け入れ合えた子ども達。安心して自分を出せる時間になったと感じました。
子ども達も、『たくさん発表できて楽しかった!』『またやりたい!』と満足そうに話してくれました。
楽しくて、心地良くて、優しい時間が流れた放課後学校でした。
ぜひまた、第二弾も開催したいと思います。